玄米初心者必見!玄米食を始める為に知っておきたい7選
健康の為
栄養の為
安全安心の為
白米に飽きた
初めて玄米を購入する理由は人それぞれ、千差万別だと思います。
初心者が玄米食を始める時に知っておくと得する情報や美味しく玄米を炊くコツを
今回は解説していきます。
1.売っている玄米には、玄米食用玄米と精米用玄米がある
最近では、玄米食用の玄米も手軽にネットなどで買えるようになって来ました。
玄米食も普及し、玄米食用の玄米も多くの商品が販売されています。
そのように購入しやすくなった玄米ですが、注意が必要な点もございます。
それが、「玄米食用玄米」と「精米用玄米」の違いです。
「精米用玄米」は、「玄米を自分で精米して白米にする」前提の玄米です。
そもそも玄米は、その前提が主流であり、「玄米食用に選別した玄米」は別物です。
「玄米を自分で精米して白米にする」というイメージが無い方もいらっしゃると思います。
マイセンがある福井県鯖江市のような田んぼが広がる地域のスーパーやドラッグストア、道路脇には、コイン精米機などの精米施設があります。
そういった地域では、玄米=精米して白米にするが一般的です。
では、何故「精米用玄米」を玄米食では注意しなくてはいけないのでしょうか。
玄米食用の玄米は、細かな泥や石、虫食いなどの不純物を取り除いて玄米食用に選別しています。
マイセンの玄米も選別前は、こういった不純物が混ざっています。
大きな不純物は、もちろん籾殻(もみがら)と一緒に玄米にする時点で取り除かれています。
白米の場合は、ここから精米機で精米する段階で糠(ぬか)と一緒に小さい不純物も取り除いています。
精米機を使ったことがある方はご存知だと思いますが、一般的な精米機には、石抜機能がついています。
つまり、石などの不純物が入っている事を前提に精米機も設計されているのです。
せっかく玄米食を始めたのに、泥や砂を噛んだ玄米を食べてしまっては、本来の玄米の美味しさを知る前にやめてしまうでしょう。
ですので、玄米を玄米として食べたい場合は、玄米用に選別されている「玄米食用玄米」を選ぶ必要があります。
皆さんは、玄米には白い玄米や緑色の玄米が含まれているのを知っていますでしょうか?
中心が白く濁ったようなシラタや葉緑素がまだ残っている緑色の玄米は、成長が十分ではない状態で収穫された未熟米です。
特に緑色の玄米は、表面が緑なだけで、精米すると普通の白米になるので普段見かける機会は少ないと思います。
こういった緑色の玄米を「活青米」といいます。
成熟米に比べ少しだけ若いお米ですが、この活青米が多少含まれている時に収穫するのが一番美味しい収穫タイミングとされています。
しかし、精米しない玄米では、緑色のままですし、未熟米は成熟米に比べて食味が劣ります。
マイセンでは、2台の色彩選別機を通すことで、玄米全体の2~3割を占める未熟米も選別しています。
こういった選別で、マイセンの玄米は、美しく美味しい玄米に磨き上げられています。
こだわりの玄米選別工程について詳しく解説:玄米大事典「色彩選別機で美しく安全で美味しい玄米」
2.玄米は研がないといけない
白米を炊く時には、皆さんお米をといで糠(ぬか)を流すと思います。
玄米は精米していないから研がなくても大丈夫だと考える方もいると思いますが、
それは間違いです。
まず色彩選別や石抜を行なっても、小さな塵や目に見えないゴミが残るので、洗い流す必要があります。
次にこの玄米を「研いで傷をつける」事が玄米を美味しく炊き上げるコツになっています。
玄米は、糠(皮)がそのまま残っています。
その状態では、白米のようには、水が浸透していきません。
すると無洗米や白米のように水だけいれて炊いただけでは、芯まで水が浸透せず硬い玄米に炊きあがってしまいます。
意外とここで躓いて、玄米は難しいと思ってしまう方も多いです。
ですので、玄米を美味しく炊き上げるコツとして、「玄米と玄米を擦り合わせて、傷をつける」必要があります。
玄米は、白米と違って白い濁りが出ないので何回も洗い流す必要がないのはお手軽です。
美味しく玄米を食べる為にもしっかり研いで玄米に傷をつけてふっくら炊き上げましょう。
玄米に傷をつける方法を詳しく解説:玄米大事典「ポイントは拝む事!?美味しい玄米を炊くコツ」
3.浸水(浸漬)時間に気をつける
上記のように傷を付けてもまだまだ玄米の糠は、ガードが硬く水の浸透を防ぎます。
食物繊維やミネラル、ビタミンBが豊富に含まれている糠を 美味しく頂くには、もうひと手間が必要です。
そのポイントが、浸水(浸漬)時間です。
通常の白米とは違い、玄米では、浸水(浸漬)時間を6時間以上とってください。
お水の量は、炊飯器に玄米モードがある方は、その線に従うか、少し上に設定すると良いでしょう。
※お水の量も炊飯器メーカーによって多少差が出てくるので、自分の好きな水の量をカスタマイズする必要もあります。
ちょっとした工夫で美味しい玄米を 自分好みに仕上げるポイントになります。
そういった食への探究心を満たしてくれる楽しさもあります。
実験を踏まえた浸水について詳しく解説:玄米大事典「玄米の浸水時間は何時間必要?」
4. 初心者はお塩をいれよう
玄米を初めて食べる方や糠の匂いを抑えたいと考えていらっしゃる方には、
お塩を少しいれる方法をオススメしています。
お塩の量は好みによりますが、ひとつまみ~ふたつまみほど入れてみてください。
玄米を食べて「自分に合わないなぁ」と思った方も1度こちらを試すと違った感想になるかも?
お塩を含めた美味しい玄米の炊き方を解説:玄米大事典「玄米・白米の美味しい炊き方」
5. 噛む回数が必要
玄米は、栄養豊富な糠(ぬか)が残っていますので、食べるときもよく噛む必要があります。
玄米を食べたことの無い方ですと、お米に皮がある食感にビックリすると思います。
大げさに言いますと皮付きで食べられるぶどうのようです。
中身の白米部分はもちもちと白米と同じような食感ですが、>糠(皮)の部分はぷちぷち存在感があります。
食感の楽しさや食べごたえは抜群ですが、ここが一番好き嫌いの分かれる特徴かもしれません。
糠は食物繊維を豊富に含んでいるので、よく噛まず飲み込んでしまうと胃もたれや消化不良の原因となります。
食物繊維は、体内で水を含んで膨らみます。
この特徴が腸内環境を整え、便の量を増やすことで腸内を刺激し排泄を促します。
しかし、食物繊維が水を吸い上げてしまいますので、ちゃんとお水を取らないと逆に便秘の原因になってしまいます。
食物繊維は、整腸作用がありますのでうまく取り入れて活用しましょう。
食物繊維や整腸作用について詳しく解説:玄米大事典「玄米は消化に悪い!?」
6. 余ったら冷凍しよう
これは玄米に限った話ではないのですが
お米に含まれるでんぷんは、火を通すと柔らかく変身します。
しかし、でんぷんは冷えると硬くなると共に劣化を始めてしまいます。
劣化を押さえるためにも長時間保存をする時には、冷凍で保存してください。
冷凍で保存すると火を通した柔らかいでんぷんの状態で冷凍することができます。
保存について詳しく解説:玄米大事典「炊いた玄米は冷凍保存!変化するでんぷんの不思議」
7.玄米を買うときは、残留農薬に注意しよう
白米では、糠という皮を剥いて中身を食べるので、中に農薬が浸透していなければ問題はありません。
しかし、玄米は皮ごと食べるのでそうはいきません。
>マーマレードを作る時にレモンを国産にする方もいるのではないでしょうか?
その考えと同じで玄米の糠を使いたいが、皮があるので残留農薬が怖いという訳です。
マイセンでは、残留農薬に加え放射能物質検査をクリアした玄米をご提供しています。
化学農薬不使用で化学合成肥料不使用の「プレミアム玄米」でも、もちろん検査を行なっています。
田んぼの水は、他の田んぼと用水路などで繋がっています。
隣の田んぼの農薬が風に乗ってくれば、もちろん微量でも流れてきます。
本当の意味での無農薬なんてものはあるのでしょうか?
小さい可能性をちゃんとした検査で担保する。
それが「マイセンの玄米」の安全と安心に繋がってくると考えています。
残留農薬について詳しく解説:玄米大事典「無農薬の玄米を選ぶ前に知ってほしいこと」