玄米・白米の美味しい炊き方
目次
玄米の美味しい炊き方
- 洗う
白米のように研ぐ必要はありません。
ボウルにお米を入れて、良い水を流し込み、
くるくる回すとチリやホコリが上がってくるので、
それらを取り除きます。
この作業を2~3回繰り返します。 - もみ洗い
両手でお米をすくい上げて、
お米の表面に傷をつけると、
手のひらですり合わせるようにもみ洗いをして水を流します。
水をよく吸い、柔らかく炊き上がります。 - 水加減(炊飯器の「玄米モード」で炊く場合)
洗ったお米を炊飯器の内釜に移します。
器具によってクセがあるので、
玄米2合に対して、水は約600mlが目安です。
塩を加える場合は、ここで入れます。
※一合に一つまみほどが目安です。お好みに合わせて調節してください。
何度か試してみてお好みの水加減を見つけましょう。
※土鍋・圧力鍋での炊き方は下記の「土鍋・圧力鍋での炊き方」を参考にしてください。 - 浸漬
玄米は、白米よりも水を吸収しにくいので、
しっかりと浸漬させてください。
6時間以上が目安です(冬場は特に時間をかけましょう)。 - 炊飯
十分な浸漬が終わったら、玄米モードで炊き始めます。 - 蒸らす
炊き上がったら、すぐにふたを開けずに、
そうすることで、水蒸気が少しずつご飯の表面になじみ、
10分程度、蒸らしの時間を取りましょう。
粘りのあるおいしいご飯に仕上がります。
【圧力鍋や土鍋で玄米を炊く方法】
※水加減や炊飯時間は、お使いの鍋によって異なりますので、目安として参考にしてください
- ・圧力鍋 (難易度:☆☆)
お米2合に対しての水の量は約430ml~500mlが目安です。
(4)を参考に、十分に浸漬させたら、ふたをして火にかけます。圧力がかかるまでは強火で炊き、
おもりが回り始めたら(ピンの場合、上がったら)20分~25分、弱火にかけます。
蒸気がたくさん出るようなら火が強すぎ、
おもりが回らないようなら火が弱すぎるので、
火加減を調節します。その後、
30秒くらい強火にして水分を飛ばしたら、
火を消します。
余熱で焦げる場合があるので、
炊けたらコンロからおろして10分間蒸らし、
シャモジで天地返しをします。- ・土鍋 (難易度:☆☆☆)
お米2合に対しての水の量は約540ml~610mlが目安です。
土鍋に玄米と水と塩を入れ、
(4)を参考に浸漬させます。
十分に浸漬させたら、火にかけます。沸騰したら少し火を強めて鍋の中に対流を作ってから弱火にし、
ふたの穴に栓をして、40分~50分位炊きます。
火加減が強いと焦げやすいので気をつけましょう。最後に30秒ほど火を強くして水分を飛ばします。
コンロからおろして10分間蒸らしたら、
シャモジで天地返しをします。
白米の美味しい炊き方
- 洗う
ボウルに、ザル(どちらもステンレス製のものがよい)を重ねて、
この作業を2回繰り返します。
お米を入れます。
お米の2倍ほどの水を加えて軽くかき混ぜ、
すぐに水を捨てます。
※米を研ぐ時は、ボウルに移します。 - 研ぐ
猫手にした手の付け根部分で、
ボウルの手前から中心へ向けて力を入れて2回研ぎます。
お米とお米をこすり合わせるように研いだら、
ボウルを少し回転させて位置をずらし、
また2回研ぎます。
お米を均一に研げるように、
これを10回転ほど繰り返します。 - すすぐ
ボウルに水を入れて軽く混ぜ、ヌカ(白い濁り)を流します。
②~③の作業を2回ほど行い、
水がほぼ濁らなくなるまですすぎ、水を切ります。
※ヌカが残っているとお米の食味は落ちます。しっかりとヌカが残らないようにすすぎましょう。 - 水加減
研いだお米を炊飯器の内釜に移し、
目盛りに合わせて水を入れます。
器具によってクセがあるので、
何度か試してみてお好みの水加減を見つけましょう。
※土鍋、圧力鍋での炊き方は、下記の「土鍋・圧力鍋での炊き方」を参考にしてください。 - 浸漬、炊飯
夏は30分~1時間以上、冬は2時間以上を目安に浸漬させます。
しっかり浸漬させることで、芯からふっくらとしたお米が炊けます。
十分に浸漬が終わったら、炊き始めます。 - 蒸らす
炊き上がったら、すぐにふたを開けずに、
10分程度、蒸らしの時間を取りましょう。
そうすることで、水蒸気が少しずつご飯の表面になじみ、
粘りのあるおいしいご飯に仕上がります。 - しゃり切り
ご飯の粒をつぶさないように、しゃもじを縦に入れて、
内釜の底から返すようにして混ぜます。
※長時間保温しておくと匂いや変色の原因となります。
【圧力鍋や土鍋で白米を炊く方法】
※水加減や炊飯時間は、お使いの鍋によって異なりますので、目安として参考にしてください
- ・圧力鍋 (難易度:☆☆)
お米2合に対しての水の量は約360ml~430mlが目安です。
⑤を参考に、十分に浸漬させたら、
鍋にお米と水を入れふたをして火にかけます。圧力がかかるまでは強火で炊き、
おもりが回り始めたら(ピンの場合、上がったら)5分~7分、弱火にかけます。
蒸気がたくさん出るようなら火が強すぎ、
おもりが回らないようなら火が弱すぎるので、火加減を調節します。その後、30秒くらい強火にして水分を飛ばしたら、
火を消します。
余熱で焦げる場合があるので、
炊けたらコンロからおろして6~10分間蒸らし、
シャモジで天地返しをします。- ・土鍋 (難易度:☆☆☆)
お米2合に対しての水の量は約430ml~500mlが目安です。
土鍋にお米と水を入れ、⑤を参考に浸漬させます。
十分に浸漬させたら、中火にかけます。沸騰したら少し火を強めて鍋の中に対流を作ってから弱火にし、
ふたの穴に栓をして、10分位炊きます。
この間、絶対にふたを開けてはいけません。また、火加減が強いと焦げやすいので気をつけましょう。
最後に30秒ほど火を強くして水分を飛ばします。
コンロからおろして10~20分間蒸らしたら、
シャモジで天地返しをします。
美味しく炊くためのポイント
- ・浸漬時間
- 浸漬させることで、
芯からふっくらとしたお米に炊き上がります。
また、玄米は吸水しにくい為、浸漬時間を十分にとりましょう。
特に冬場は時間をかけましょう。 - ・味の決め手となる水
- お米を美味しく炊く一番の秘訣は水にあります。
そして、最も重要なのはお米を最初に洗う時の水です。
お米は、乾燥した状態で置かれているので、
一番最初に吸収する水が味の決め手となります。
炊くときの水にこだわるのもよいのですが、
最初に出会う水にこだわることがもっと大切です。
浄水器を通した水や、ミネラルウォーターをおすすめします。
上手に炊けないときは・・・
- ・芯が残っている・パサパサしている
- お水が足りない → 水加減を多めにしてみましょう。
浸漬不足 → しっかり6時間(白米は2時間)漬けましょう。
炊飯器で炊いたときは、少しお水を足して、もう一度炊飯します。 - ・べちゃつく
- お水が多すぎる → 水加減を少なめにしてみましょう。
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