玄米大事典

玄米の残留農薬で本当に注意すべきこと

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「玄米には残留農薬が多い」とよく言われますが、これは本当なのでしょうか?

もし事実だとしたら、
どのくらい残留農薬があるのか、
健康被害や安全性に問題はないのか、
色々と気になるところですよね。

この記事では、そういった玄米の残留農薬にまつわる疑問を、
分かりやすく解説していきます。

玄米には残留農薬が多いってホント?

お米の残留農薬は、精米することで約8割以上を取り除くことができるそうです。

※愛知県衛生研究所「米(玄米)に残留する農薬の調理による減少について」より

裏を返せば、精米する前のお米、つまり玄米にはそれだけの農薬が残留しているわけですね。
よって、白米に比べれば、玄米に残留農薬が多いというのは事実です。

これは、
「農薬の成分は油(脂)に溶けやすいものが多く、油分の多い糠(ぬか)に残りやすいことが原因」
だと言われています。

そのため、糠を除去していない玄米の方が、白米よりも残留農薬が多くなってしまうのは仕方ありませんが、
残留農薬が多いといわれると、不安をおぼえる方も多いのではないでしょうか。

玄米の残留農薬が気になるときはどうすればいい?

日本で売られているすべての玄米をもれなく残留農薬検査して、
残留農薬がないかどうか確認できればよいですが、やはり中々難しいのが現状です。

玄米の残留農薬がどうしても気になるとき、
現実的にできることはまず、化学合成農薬や化学肥料を使用していない玄米を選ぶことでしょう。
有機栽培(JAS規格)やプレミアム玄米のように農薬や化学肥料不使用の特別栽培米であれば、
玄米に農薬が残留している可能性は大幅に減ります。

※すべての特別栽培米が農薬や化学肥料を使用していないわけではありません。

ただ、それだけでは十分ではありません。
なぜなら、日本のように農地の狭い国では、
別の田んぼや上流の農地などから、用水伝いに農薬が流出してくる可能性があるからです。
そこに注意してください。

信頼性を高めるには、化学合成農薬や化学肥料不使用の玄米というだけではなく、
残留農薬検査を受けている玄米を選ぶことも大切です。

生産者などの中には、自主的に残留農薬検査を受けていたり、
HPなどでその結果を公表しているところもありますので、それをチェックしてみてください。

そこで「不検出」の結果がでているかどうかが一番のポイントです。
また、残留農薬の検査で対象になる農薬の種類は、最大で数100種類もありますが、
どの種類の農薬を検査するかは任意となります。

なるべく多くの種類で検査を受けて「不検出」になっている玄米の方が、
農薬が残留している確率は低いといえるでしょう。

※残留農薬が不検出だったことを「残留農薬ゼロ」と表現する場合もありますが、
これは検査装置でギリギリ検出できる微かな量も、残留が認められなかったという意味です。

不検出

なおマイセンでも、残留農薬検査で不検出の結果を得た特別栽培米(栽培期間中農薬・化学肥料不使用)の取り扱いがございます。

残留農薬検査

弊社の通販サイトで詳しい情報を掲載しておりますので、ぜひ一度ご覧なられてみてはいかがでしょうか。

特別栽培米について詳しくは:玄米大事典「特別栽培米とは?無農薬との違い」

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玄米の残留農薬は危険なの?

農薬には一定の危険やリスクがありますが、
日本で手に入る玄米などの食品の残留農薬については、安全性に問題がないと言われています。

それはなぜか?
日本では、ADI※などの指標を用いて、
科学的な観点から残留農薬の安全基準や制限が設定されているからです。

※⼀⽇摂取許容量:死ぬまで摂り続けた場合でも、健康に影響がないと推定される摂取量

例えば玄米なら、
この農薬ならこれ以上、あの農薬ならこのくらい残留していたら流通させてはいけません、
といったような基準が法律で厳格に決められており、安全性が確保されているわけです。

※残留農薬の基準値は、食品の種類ごとに異なります。詳しくご覧になりたい方は、コチラのサイトをご参考ください

また、基準値以上の農薬が残留しないように、
農薬を使用するときにも、法律でしっかりとルールが定められています。

厳しいルール設定

ところが不思議なことに、基準が設けられているにも関わらず、
毎年のように「どこそこの野菜から基準値以上の残留農薬が検出された」とニュースになったり、
「残留農薬の基準違反により自主回収」といった報道がされていますよね。

これはどういうわけでしょうか?

残留農薬検査の現実

例えば、道の駅などに野菜を少し出品しているだけの小規模な個人農家さんなどが、
多額の費用を払って残留農薬の検査をできるでしょうか?

現実的に厳しいと思います。
日本には残留農薬に厳格な基準があると書きましたが、
実際のところ国内で流通している食品すべてが、残留農薬の検査を受けているわけではありません。

また生産者や流通業者に、残留農薬検査を実施する義務もありません。
残念なことに、費用や人手といった様々な理由から、
あらゆる生産者や流通業者、検査機関などが、もれなく検査をするのは現実的に難しいことです。

そのため、自治体などが実施するモニタリング検査などで、
ときどき基準値以上の残留農薬が検出されてしまうのです。

検査義務有無

そんなことを書いてしまうと不安に拍車をかけてしまいますが、
この現状を変えることは難しいでしょう。

基準があっても徹底されていなければ、不安を解消することはできません。
だからこそマイセンでは、当社の玄米を「安心」して召し上がっていただけるよう、
創業間もない頃から残留農薬の自主検査を毎年実施してまいりました。

食品が安全であることはもちろんですが、安全だけでなく、
「安心」できる食品を食卓に届けるということも、またマイセンが大切に守り続けているポリシーのひとつです。

玄米の残留農薬検査について:玄米大事典「玄米の残留農薬について」

さいごに

玄米の残留農薬の安全性を必要以上に気にする必要はありませんが、
漠然と不安を感じたまま食事するくらいなら、安心できるもので食卓を囲む方が良いですよね。

また、化学物質過敏症を抱える人などであれば、
農薬や化学肥料などの化学物質は避けたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

そういった不安を解消するためにも、「栽培方法」「残留農薬検査の有無」をチェックすることから初めてみてください。

そうすることできっと、「安全」のその先にある、
「安心」を手に入れることができるのではないでしょうか。

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