玄米大事典

マイセンのこだわり ~色彩選別機で美しく安全で美味しい玄米~

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ネットなどで一般的に販売されている玄米にも「精米する前提の玄米」「玄米として食べる玄米」が存在します。

当然「精米する前提の玄米」の方が安いのですが、

皆さんは何故「玄米として食べる玄米」が高いと思いますか?

その違いを今回はマイセンのこだわり、色彩選別作業を通じて解説していきます。

・色彩選別作業

マイセンでは、素材である玄米を色彩選別機で商品に仕上げて、

お客様にお届けしています。

玄米は農産物ですので、ゴミや石が混入しています。

また色の違う玄米、つまり成熟していない玄米や虫食いなど、

食味を損なう玄米を取り除いています。

では、ここからは色彩選別作業を担当者の解説を元にご紹介します。

1.石抜き

まず通称「フレコン(フレキシブルコンテナ)」と呼ばれる大きな袋に入っている玄米を石抜き工程にかけます。

収穫されたお米を乾燥や籾(もみ)取りなどを行って玄米の形にして、

袋にいれた状態で納入されます。

しかし、この状態のお米は土や石、金属や米以外の種子なども混ざっています。

※コンバインで刈り取る時などにどうしても混ざるそうです。

もちろん袋に入れられる前にもこういった物の除去は行いますが、

すべてを取り切れるわけではありません。

画像のように強力な磁石で金属を取り除き、

重さの違いを利用したふるいで不純物と玄米を分けていきます。

ここで取られた石などは保管し記録されます。

私も家で米を作っていましたが精米していましたので、

玄米にここまで入っていることに驚きました。

※今までボルトや金属片、昔はパチンコ玉まで出てきた事があるそうです。

強力な磁力

画像1.強力な磁石

ふるい

画像2.ふるい

土やゴミ

画像3.土やゴミ

サンプリングされた石

画像4.サンプリングされた石

2.グレーダー

この工程では、更に小さい塵や小さい玄米、割れ米などを選別しています。

もちろん割れ米や塵などの食味が悪くなる物を弾く意味もありますが、

ある程度、玄米の粒を揃える事で後の色彩選別工程がより正確になるメリットがあります。

筒が回転しながらメッシュを通して飛ばされていきます。

グレーダー

画像5.グレーダー

識別ゾーン

画像6.選別ゾーン

3.色彩選別機1号機

そして、お待ちかねの色彩選別機1号機の登場です。 ここでは、第一段階「しらた選別」を行います。 「しらた」「乳白米」と呼ばれている白く濁ったようなお米を選別しています。 これは熟していない未熟米の一種であり、 もちろん食べても害があるものではありません。 しかし、若干柔らかくべちゃっとした食感にしてしまう原因でもあります。 ですので、美味しい玄米を目指して選別していきます。

色彩選別機1号機

画像7.色彩選別1号機

色彩選別機構

画像8.色彩選別機構

しらた見本

画像9.しらた見本

4.色彩選別機2号機

2号機ではこげ茶や緑、虫食いなどの色がついている玄米を選別しています。

緑色の玄米は、しらたと同じように未熟なお米です。

あの緑は、葉っぱなどと同じ葉緑素の色(クロロフィル)なので変色しているわけではありません

穂を付けたばかりのお米はすべて真緑です。

あの緑の葉緑素が太陽の光を受けて糖を作るので、(光合成)

お米にとって大事な物です。

緑色の玄米ももちろん食べて問題はありません。

また全く緑色の玄米がない状態で刈り入れしてしまうと熟れ過ぎた状態まで進んでいる場合があります。

ですので、緑色の玄米が混ざっているのは適切なタイミングで刈り入れた証拠でもあります。

マイセンでは100%とは決して言えませんが、

この緑色の玄米も選別していきます。

緑色のお米について詳しく解説:玄米大事典「緑色の玄米は危険?食べても大丈夫なのか」

色彩選別2号機

画像10.色彩選別2号機

5.目視&袋詰め

最後に担当者の目視での判定を行います。

ここで不十分であると判定された玄米は、

もう一度、色彩選別を行います。

晴れて合格判定を頂けた玄米は、

玄米のパッケージに封入され商品となります。

目視&パッケージング

画像11.目視&パッケージング

目視窓

画像12.目視窓

Before After

さて、マイセンの色彩選別作業はどうだったでしょうか?

元のフレコン玄米がどれだけ綺麗になったか確認してみましょう。

Before

画像13.Before

After

画像14.after

写真で見ても一目瞭然ではないでしょうか。

写真だと緑色が良く目立つのでそれが無くなった事が一番目立つかと思います。

実物を目で見ると全体的にぼんやりしている印象だった玄米が

全体的に半透明の玄米になっています。

今まで私はこの半透明な玄米しか見てこなかったので、

色彩選別作業前の状態にも驚きましたが、

この変化に「ここまで変わるのか」と、とても感動してしまいました。

・サンプリング

ここまでの作業をマイセンでは全てサンプリングし、

記録を行っています。

サンプリングは、年間の傾向から季節による調整、

不純物の量確認や報告に使われます。

このサンプリングによって熟練した担当者による日々の調整が行われているんですねぇ。

サンプリング1

画像15.サンプリング1

サンプリング2

画像16.サンプリング2

サンプリング3

画像17.サンプリング3

・色彩選別機のこだわり

私のこだわりとして、

会社の従業員各人に異なった条件のお米を配り実際に食べてもらっています。

これはお米が「炊き方」、「炊飯器」、「水」によって様々な顔を見せるからです。

会社で同じ炊き方、炊飯器、水で炊いて確認することはできますが、

それではいつも同じ環境になってしまいます。

ですので、違う家庭で違う炊き方をしてもらって評価を貰い、

私の調整に活かしています。

私の仕事はどれだけ美しい玄米をお届けできるかだと考えています。

私は、玄米の選別で日々違う玄米を長年の経験で調整しています。

これは田んぼ毎にもロット毎にもぜんぜん違う顔を見せます。

特に最近は、気象条件も変わってきたのか

しらたの量が増えてきていると感じています。

玄米の味自体は、私の仕事では上げることはできません。

ですので、私が出来るのは玄米を美しくすることです。

完成品

・こだわり抜かれた玄米を紹介

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感動の米コシヒカリ玄米1kg

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