玄米が美味しくない時の対処法!!
玄米は臭い、まずい、美味しくないという意見を度々見かけます。
玄米を美味しいと感じるかどうかは、
個人の嗜好に準ずるものが強いのは重々承知しております。
しかし、勘違いや間違いを少しの工夫で改善し、
「玄米は美味しい」
と思ってもらいたいと考えています。
今回は、玄米が美味しくない時の対処法を解説していきます。
・食感、風味が白米と違いすぎる
これに関しては、本当にどうしようもありません。
確かに糠(ぬか)の中には、白米が存在していますが、
どうしても糠(ぬか)は、野菜や果物でいう皮や薄皮なので、
皮がついたままでは、
白米と全く同じ食感や風味には、なりようがありません。
そして、なる必要はないと私は考えています。
私達は、その糠の風味やプチプチした食感、
糠があるからこその食べごたえ、
それが玄米の味であり美味しさだと感じています。
白米は、いい意味でシンプルであり他の素材や調理で変化や調和する美味しさです。
玄米は逆に、主張強く存在感があり他の素材や調理で負けない確かな美味しさです。
そう、玄米は、主張するからこそ食卓の主役になれる!
と私は、自分勝手に思っています。
ただ、固く芯が残ったパサパサの玄米を美味しいとは言えません。
本当に美味しい玄米を体験して頂く方法を下記で説明いたします。
・石や虫食い、籾殻(もみがら)が混ざっている
元々玄米は、コイン精米などで
「精米すること前提に売られている玄米」がほとんどでした。
私の家もお米を作っていたので、受け取る時は玄米の状態でした。
精米を前提にした玄米では、異物が抜ききれていない物も存在します。
店頭で見かけるような白米は、玄米から石や異物などを取り除いて精米しています。
コイン精米機でも、石抜き機能がついているように、
玄米には、元々多少異物が入っているものなのです。
その石や異物を取り除いて問題なく「玄米として食べられる前提の玄米」にしています。
現在では、健康食として玄米食が認知されています。
その結果、ショッピングサイトなどで
「玄米として食べる前提の玄米」の取り扱いも増加しています。
マイセンの玄米も「玄米として食べる前提の玄米」であり、
玄米として美味しく、美しく、安心して食べられる玄米を提供しています。
マイセンでは、石抜きはもちろん、
金属除去や色彩選別機によるしらたや緑色の玄米、虫の食害を選別しています。
熟練した技術で最低2回色彩選別機を通し、
合格ラインに到達しないものは合格するまで通し直します。
しらたや緑色の玄米とは、未熟米です。
未熟米は、食感が柔らかくでんぷんの成熟度も低いです。
お米の食感は、でんぷんを水と熱で糊化(α化)させる事で炊いたお米の食感が出てきます。
こういった未熟米や食害にあった玄米を取り除くことで、
雑味がなく、食感もしっかりした飴色の玄米をご提供しています。
時には、選別後の玄米が選別前の70%ほどになることもあります。
それでも玄米として食べて美味しいと納得できる玄米に仕上げるのが、
マイセンのこだわりです。
こだわりの色彩選別について:玄米大事典「マイセンのこだわり」
・パサパサしている、芯が残る
これが原因で玄米が美味しくないと思っている方は、
ほぼほぼ改善が可能です。
まずパサパサする原因は、玄米の粒に水が浸透していないからです。
パサパサしているのは、でんぷんが糊化(α化)していないからであり、
糊化(α化)する為にはでんぷんと熱と水が必要です。
ですが、玄米には表面に糠(ぬか)という皮が存在するので、
白米よりも圧倒的に水が浸透しにくい状態にあります。
では、どうやって水を浸透させるのか?
それは、
「糠に傷をつける」
「浸漬(浸水)時間を伸ばす」
「炊飯器の線より少し多めに水を入れる」
の3つが重要です。
まず試して欲しいのが「糠に傷をつける」事です。
糠があることで水が入りにくいので、
玄米の表面に傷を付けて水を入り込みやすくしましょう。
軽く水洗いした玄米を両手に取り擦り合わせて傷を付けてください。
力を入れて削るというよりも粒と粒をゴリゴリとこすり合わせるイメージです。
詳しいやり方は、玄米大事典「玄米・白米の美味しい炊き方」にて、
写真つきで解説しています。
この傷を付けた状態で、「浸漬(浸水)時間を伸ばす」を行います。
これは白米と同じように炊いていた場合の手段で、
マイセンでは、「6時間以上の浸漬(浸水)」をオススメしています。
浸水時間について:玄米大事典「玄米の浸水時間は何時間必要?」
この時、「炊飯器の線より少し多めに水を入れる」と柔らかめに炊くことができます。
6~8時間を目安に炊飯し炊きあがったら10分ほど蒸らしてください。
蒸らしは、水蒸気として漂っている水分を米粒に戻す工程なので、
端折らずにしっかり蒸らして上げることによってふっくらした炊きあがりになります。
夏場は、あまりにも長い浸漬(浸水)時間を取ると、
でんぷんが溶けた水に菌が発生してしまうので注意してください。
菌の発生について:玄米大事典「梅雨、夏は菌の季節!腐敗と食中毒に注意!」
これでもまだパサパサの場合は、玄米の劣化を疑う必要があります。
※お米の種類で、アミロースが多い種類(元々さっぱり固めな種類)もありますので、品種にも注意してみてください。
・甘みが足りない
品種にもよる話しなので一概には言えませんが、
上記の浸水が不十分な場合も糊化が弱く甘みが出ません。
また玄米は糠(ぬか)があるので白米よりも味を感じるために噛む回数も増えてきます。
しっかり傷を付けた玄米であれば、
炊きあがった時点で糠の皮が大きく破けています。
糠の皮を破ける事によって咀嚼による味の感じ方や食べやすさの向上にも繋がるので、
しっかり炊き方を研究しましょう。
・自分で炊いた玄米が美味しいのかわからない
好みの味は、人それぞれです。
白米でも、低アミロースのもっちり甘いコシヒカリ系が好きな人もいれば、
福井のブランドでいうと「ハナエチゼン」のような、
すっきり固めなお寿司に使うようなお米が好きな人もいます。
白米であれば、初めて炊いたとしても過去の経験と比べて味を評価できます。
しかし、玄米初心者の方の多くは、
玄米を食べるのは初めてではないでしょうか?
初めて食べる玄米で初めて炊いた玄米が美味しい玄米なのか、
炊くのを失敗した玄米なのかを判断するのは難しいと思います。
ですので、一度炊かれた状態の商品で玄米の味を確認するのも手段です。
マイセンでは、レトルトの「安心玄米ごはん」のご用意もございます。
手軽に食べられる玄米ですので、
お試しの他にもお弁当用や常用いただけます。
・マイセンの玄米紹介
プレミアム玄米
残留農薬、放射能物質検査済み
化学合成農薬不使用、化学肥料不使用の特別栽培玄米
感動の米コシヒカリ玄米
残留農薬、放射能物質検査済み
化学合成農薬、化学肥料使用量半分以下の特別栽培玄米