玄米大事典

玄米の方が湧きやすい!?玄米に湧く虫に注意!

いちほまれ玄米LP
LINEプレゼントキャンペーン

最近は、お米の選別技術の向上や市販防虫薬の活躍で
ある程度虫が湧く被害は減ってきています。
そんな中でも玄米は、
白米よりも虫が湧きやすいと言われています。
そこで今回は、防虫するに当たって何に気をつけたらいいか解説していきます。

・代表的なお米の湧く虫

※虫はシルエットやイメージ画で表示しています。
実際の虫の写真が表示されることはありません。

○ノシメマダラメイガ
ノシメマダラメイガは、小さな蛾(ガ)です。
私の住んでいる地域ですと、
周りが田んぼだらけなのもありますが、
米袋や米びつで湧いているわけでもないのに
家の中で飛んでいるのを目撃するほどポピュラーな蛾です。

あまり飛ぶのが得意じゃないのか
ゆらゆらふわふわと
かなりゆっくりと飛んでいて、
すぐに壁などにとまっているイメージがありますね。

羽は、灰色と茶色の2色に分かれています。
止まった姿は細身で羽を畳んでいて、
縦長の二等辺三角形でシルエットと色だけで表すと
メイガ

このような蛾です。
我ながらうまく特徴捉えているのではないかと思っています。

ノシメマダラメイガの成虫は、
一週間ほどの寿命の間に玄米の表面に卵を産みます。
生まれた幼虫は、玄米の糠層を食べて育ちます。

幼虫は糸を吐くので米びつの中に蜘蛛の巣のような糸を見たら
ノシメマダラメイガの幼虫がいる可能性を考えた方がいいです。

この糸で、米粒同士をくっつけたりするので、
米が糸でくっついた状態を見たら確実に虫が湧いている状態です。

○コクゾウムシ、ココクゾウムシ
ゾウムシはゾウの鼻のような、
長い口をもった昆虫です。
色彩選別の技術が普及し、技術力が上がってきた今では、
昔に比べて見る期待は少なくなったように思えます。

ゾウの鼻のように長い口を使って穀物に穴を開けてしまいます。
その穴に卵を産み付け、 穀物の中で幼虫が育ち成虫になってから姿を表します。

この穴を開けるという習性がやっかいで、
穴を開ける際に発生した粉が二次被害で 他の虫が増える原因にもなります。
コクゾウムシ

・その他にも・・・

ゾウムシが出した粉には、
シバンムシやチャタテムシ
といった更に小さな虫を発生させる原因となります。

またこれらの虫は粉状の物やカビの生えた物を餌にする為、
掃除を怠り米の粉が残ってしまった米びつや
玄米粉のような粉状で保管される玄米に湧きやすくなります。

ココア
シバンムシというとココアに大量に湧いてしまう虫というイメージが強いかと思いますが、
もちろん米や小麦粉などでも湧きますのでご注意ください。

・なぜ玄米は白米より湧きやすいのか?

玄米は、糠がありますのでミネラルやビタミンが豊富であり、
私達人間の健康維持や栄養摂取に役立っていますよね。
栄養について詳しく解説:「玄米の栄養について」 玄米と白米の比較

それは虫も同じで、
特にこういった虫は油分を含んだ穀物商品で爆発的に増えます。
その観点からすると、
白米よりも玄米は糠がある分栄養も高く、
油分も糠層に蓄えているので玄米が狙われやすいという事です。

・玄米に虫が増えやすい環境とは?

昆虫は、我々恒温動物(体温を調節出来る生き物)と違い 変温動物、
つまり体温を調整できないので気温に活動が左右されます。
寒くなると死にはしませんが活動できなくなってしまうのです。
冬眠の画像

ですので、冬の間は寒くて活動できませんが、
春夏にかけて気温湿度が高まってくると爆発的に増力を始めます。

虫によって詳しく何度ぐらいから増えます!という定義はありますが、
断熱効果が高まっている現代の室内では年中増える事が可能だと考えて頂きたいです。


詳しい保存方法を解説
・玄米大事典「玄米の長期保存について」
・玄米大辞典「玄米に賞味期限がないは間違い」

・そもそも何故虫が混入しているんだ!

コクゾウムシのように玄米の中に卵を産み付ける虫は、
中が空洞になっている為、割れ米や変色で近年は選別されています。

しかし、虫の卵は小さく色が薄い為すべてを完璧に選別することは難しい課題です。
また、彼らは空を飛び鋭い口でお米の袋程度であれば噛みちぎって侵入してしまいます。

特にノシメマダラメイガは、
カップ麺のフィルムを噛みちぎり侵入する報告があるほどです。

・防虫対策をしよう!

玄米は生鮮食品です。
マイセンでは、「1ヶ月以内に食べられる量を購入する」「保存するなら冷蔵保存」 を推奨しています。

それが出来たらそもそも悩まない!と言うものでしょう。
ノシメマダラメイガやコクゾウムシに効く防虫剤として、
「市販のお米専用防虫剤」が一番お手軽で一番長く使える防虫方法です。

下記の唐辛子などの成分を使ったものなど様々な種類があります。
商品によっては見た目で効果の持続時間が確認出来るのもいい点です。
他に昔ながらの方法としては、
「乾燥唐辛子」、「にんにく」が有名です。
にんにくと唐辛子

香辛料として大活躍の二種類ですが、
人間が美味しさと感じている刺激の強い成分が虫たちを遠ざけてくれます。
しかし、これらは一月ほどで抗力をなくしてしまう為、 定期的な交換が必要です。

匂いがするということは、その成分が揮発して鼻に届いているという意味ですからね。
市販の唐辛子成分防虫薬が時間とともに減っていくのと同じようにこれらの食材からも成分は抜けていきます。
もちろんにんにくも生鮮食品ですので、
長時間放置すればカビや腐敗するおそれがありますので、
注意が必要です。

もし虫が発生してしまった場合は、
コクゾウムシは日光に当てれば逃げ出す!!
と言われています。
それで全て逃げればいいですが・・・
完全にすべてが逃げる保証はありません。
乾いた状態の玄米をふるいにかけて虫を落とし、
水にさらし虫や喰われた米粒を浮かせて地道に取るしかありません。

虫自体は、体に害があるわけではないですが、
アレルギーが存在するという話もありますのでご注意ください。
※ちなみに、生育中にカメムシなどに液を吸われ真っ黒に変色した食害を受けた米や 胴割れ米、
未熟米なども浮いてきます。

・少量ならパックも選択肢

お試しだから使い切れないかも・・・。
たまに、定期的に食べるから1ヶ月で消化は難しい・・・。
といった悩みもあるかと思います。

そんな時はレトルトパックご飯という選択も可能です。
マイセンのレトルトパックご飯は、
玄米の美味しさをそのまま、栄養そのまま、安心安全もそのまま お手軽に食べていただける。
そんな商品です。

レトルト玄米パックご飯
安心玄米ごはん

・残留農薬検査済みだから虫も安心して食べられてしまう・・・

残留農薬検査を通過し、放射能物質検査も通過し、
プレミアム玄米に至っては、化学合成農薬や化学肥料不使用です。
それはそれは、虫達にもごちそうですので、
狙われてしまうことでしょう。
そんな安全で安心な玄米を虫より先に食べてしまいませんか?

プレミアム玄米1kg
プレミアム玄米
感動の米コシヒカリ玄米
感動の米コシヒカリ玄米

一覧へ戻る
いちほまれ玄米
いちほまれ玄米プレゼントキャンペーン
×