知らなきゃ損!玄米の保存・炊き方・選び方で味が劇的変化
「玄米って健康に良いけれど、少し食べづらい…」そんな風に思ったことはありませんか?
実は、ちょっとした工夫で、玄米は驚くほど美味しく変身します。
栄養価が高く、噛むほどに旨味が広がる玄米を、
もっと楽しく、もっと美味しく味わってみませんか?
この記事では、玄米の魅力を引き出す調理法や、
さらに美味しく食べるためのアイデアをご紹介します。
玄米の可能性を広げて、毎日の食事に彩りを加えてみましょう!
![選び方・炊き方タイトル](https://www.maisen.co.jp/assets/20241213_1.png)
玄米を美味しく食べるポイント!
玄米を美味しく食べるためには、ただ炊くだけではなく
「自分に合った玄米を選ぶこと」や「適切な炊き方」、
そして「保存方法」が鍵となります。
玄米の風味や食感は、選び方や扱い方で大きく変わることも!
ちょっとした工夫で、毎日の玄米ご飯がぐっと美味しくなるんです。
さあ、あなたの食卓にぴったりの玄米ライフを始めましょう!
銘柄の違い 福井の代表的な品種比較
![銘柄の違い](https://www.maisen.co.jp/assets/20241213_2.png)
ハナエチゼン
品種特徴:収穫時期が早い味:すっきりとした甘さ
食感:しっかりとした食感、粘りが少なくお寿司向き
おすすめ:お米事態の味の主張が苦手な方におすすめ
コシヒカリ
品種特徴:収穫時期は中稲~晩稲、一番有名な品種、暑さに弱く、倒れやすい味:上品な甘さ、広く作られていて土地ごとに味わいが変わる
食感:柔らかく強い粘りが特徴
おすすめ:一度は食べた事ある品種、上品な甘さを楽しみたい方におすすめ
いちほまれ
品種特徴:収穫時期は中稲、コシヒカリを産んだ福井県が推す新ブランド品種、暑さに強い、倒れにくい味:味が濃い、力強いうま味
食感:もちもちで程よい粘り
おすすめ:風味が強く、存在感のあるお米が好きな人におすすめ
産地の違い
![産地の違い](https://www.maisen.co.jp/assets/20241213_3.png)
同じ品種のお米でも、産地によって味わいに違いが生まれる理由は、
育成環境が大きく影響しているからです。
コシヒカリは、日本で最も育てられている品種で、その地域も広範囲に分布しています。
例えば、マイセンで取り扱っている「長野県産コシヒカリ」は、
標高600〜700メートルの涼しい佐久地方で栽培されています。
この地域では、昼夜の温度差が大きく、
気温が上がりにくいため病害虫が少なく、
農薬の使用量も他の地域に比べて少なく抑えられるという特長があります。
また、最近の猛暑による米の品質低下は深刻で、
特にコシヒカリは暑さに弱いため、
涼しい気候が品質に直結するといわれております。
新潟、北海道、秋田といった冷涼な地域が米の生産量で上位に位置するのも、その理由の一つです。
同じコシヒカリでも、「◯◯産」と付加価値がつけられている背景には、こうした地域ごとの特性があるのです。
「農薬」も1つのポイント!
![記載内容のチェック](https://www.maisen.co.jp/assets/20241213_4.png)
健康志向の高まりとともに、「無農薬」や「減農薬」と表示された玄米が注目されています。
しかし、こうした表記を見る際には注意が必要です。
「無農薬」や「減農薬」だけの表示は基本的に禁止されています。
栽培期間中に農薬を使っていないとしても、環境や気候の影響で残留農薬として、
どうしても農薬が検出されてしまう場合もあるので、
「農薬:栽培期間中不使用」や「節減対象農薬:栽培期間中不使用」と書かれます。
また、農薬に対する厳しい基準をクリアしたものにのみ与えられる
「特別栽培農産物」表示や「有機JAS」マークなどもあり、
これらの表示がある商品を選ぶのも、
農薬について少し不安がある方にとっては1つのポイントです!
「特別栽培農産物」表示を確認
「特別栽培農産物」は、農薬や化学肥料の使用を地域の慣行栽培に比べて半分以下に抑えた農産物を指します。
この表示がある玄米は、厳しい基準をクリアしており、
安心して選べる基準の一つとなります。
有機JAS認証マークを確認
有機JAS認証を取得するためには、
最低でも3年間、農薬や化学肥料を使用せずに土壌を管理する必要があります。
有機JAS認証マークの有無を確認することも安心・安全への第一歩です。
出典:農林水産省Webサイト( https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/attach/pdf/tokusai_a-4.pdf
)
炊き方で変わる!?玄米の美味しい炊き方
![栄養豊富](https://www.maisen.co.jp/assets/20241213_5.png)
玄米の胚芽や糠には、非常に優れた栄養素が多く含まれています。
特に白米と比べて、ビタミンB群(B1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、イノシトール、コリン、葉酸など)が豊富です。
ビタミンB群は、体内でエネルギーを作り出すための代謝を助ける重要な役割を果たしており、私たちの身体に欠かせない栄養素です。
どれだけ炭水化物を摂取しても、これらのビタミンが不足していると、エネルギーとして効率的に使われず、その結果、疲れやすくなったり、体調を崩すことがあります。
たとえ砂糖やお菓子、パン、麺類などで炭水化物を摂取しても、ビタミンB群をしっかりと補わなければ、栄養として十分に活用されません。
その意味で、玄米はまるで「おかず付きのご飯」と言えるでしょう。
さらに、玄米の糠層には豊富な食物繊維も含まれています。
食物繊維は、腸内環境を整え、腸からの脂肪吸収を抑える働きがあるため、
体の内側から健康をサポートする効果が期待されています。
出典:厚生労働省ホームページ( https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html
)
出典:厚生労働省ホームページ( https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html
)
白米より炊くのが難しい!
玄米は、白米よりも炊くのが難しい。固いし、消化もしにくい。
そんなネガティブなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
ここで「そんなことない!玄米も簡単に炊けるし、柔らかくて消化も良い!』と言いたいところですが、正直なところ、それらは全て事実です。
白米が人気であることから、多くの技術開発は白米を中心に進められてきました。
しかし、炊飯器や保存・輸送技術の進化は玄米にも恩恵をもたらしており、玄米も日々その恩恵を受けています。
確かに白米より少し手間がかかる玄米ですが、いくつかのポイントを押さえるだけで、驚くほど美味しく炊けるようになるんです。
コツは拝むこと!
![お米の研ぎ方](https://www.maisen.co.jp/assets/20241213_6.png)
玄米は外側が糠(ぬか)に包まれているため、白米に比べて水を吸収しにくいという特性があります。
そのまま炊いてしまうと、芯が残ったり固く仕上がってしまうことがよくあります。
では、どうすれば玄米がしっかり水を吸収できるのでしょうか?
その答えは、玄米の表面に軽く傷をつけることです。
とはいえ、一粒一粒に切れ目を入れるわけではありません。
簡単にできる方法として、2つのテクニックをご紹介します。
1つ目は「ザルに入れた玄米をホイッパーで混ぜる」方法です。
ホイッパーで優しく混ぜることで、表面に細かな傷がつき、水が染み込みやすくなります。
2つ目は「両手で玄米をこすり合わせる」方法。
この動作は、手を合わせて拝む姿に似ていることから「拝み洗い」と呼ばれています。
どちらも簡単な方法なので、ぜひ試してみてください。
浸漬時間にもコツあり!
![6時間ほど](https://www.maisen.co.jp/assets/20241213_7.png)
玄米のパサつきや固さの主な原因は、浸水時間の不足にあります。
玄米は白米に比べて糠が水の吸収を妨げるため、
水がしっかり染み込むまで時間がかかります。
理想的には6時間以上浸漬するのがベストと言われています。
夜に浸漬を始めて、翌朝炊き上がるようにセットするのがおすすめです。
また、炊きあがりの玄米の固さや水分量は、この浸水時の水加減で決まります。
炊飯器によっては玄米用の水位線が内釜にありますが、マイセンの玄米を美味しく炊く場合は、その線より少し多めの水を入れると良いでしょう。
さらに、炊飯時に塩や料理酒を加えると、風味が増して美味しくなります。
塩を入れると水も浸透しやすく、甘みも奥行きを感じやすくなります。
次の日も美味しく!美味しさを持続させる保存方法
![保存の仕方](https://www.maisen.co.jp/assets/20241213_8.png)
せっかく美味しく炊き上げた玄米、その風味と栄養を長持ちさせたいですよね?
実は、玄米は保存方法によって味や食感が大きく変わってしまうことも。
正しい保存法を知っておけば、毎回ふっくらと美味しい玄米ご飯を楽しむことができるとおもいますよ。
美味しく冷凍するには?
炊いた玄米を冷凍保存する際は、なるべく炊き立てのうちに1食分ずつ小分けにして保存するのが理想的です。
フードコンテナにふんわりと盛り付け、フタをして冷ましてから冷凍庫に入れましょう。
ラップを使う場合も、炊き立ての状態で、玄米の周りに空気の隙間を作りながら軽く包むのがポイントです。
強く包みすぎると、解凍時に食感が悪くなったり、米粒が潰れてしまうことがあるので注意しましょう。
ラップで包んだものは、さらにジップ袋に入れて、冷凍焼けや水分の蒸発を防ぐようにしてください。
もし炊き上がりが硬かったり、芯が残っている場合は、
冷凍する前に少量の水をかけてから保存すると、
電子レンジで解凍する際に柔らかくなりがちです。
解凍時に電子レンジを使用する際は、
耐熱性の高いラップを使うことをおすすめします。
2〜3日なら冷蔵でも大丈夫!
冷凍保存の場合、玄米はおよそ1か月以内に食べきるのが望ましいとされています。
2~3日以内に消費する場合は、冷蔵保存でも大丈夫です。
保存方法は冷凍と同様に、1食分ずつ小分けにするのが理想的です。
ただし、冷蔵保存では時間が経つにつれ乾燥しやすく、
デンプンが変質して硬くなる可能性があるため、
なるべく早めに食べることが推奨されています。