よく農業関係者は「土づくり」ということを口にします。脱サラで農業を始めた牧野にとって、「土づくりの本質とは何か」がとても疑問でした。
土づくりについて専門家に尋ねると「土の成分が団粒化構造をした形で、ミミズが・・・云々」と難しい話をしてくれます。でも、牧野は納得できませんでした。そのために、なぜ、有機質たい肥をやらないといけないのか???
そして、達した結論は・・・
私たち人間は、体に必要なミネラルを穀物や野菜などから補給しています。それだからこそ、「農家の使命は、ミネラルがたくさん含まれている農産物をお届けすること」で、そのためには「農地にミネラルがふんだんになければいけない」、つまり「ミネラル豊富な土を作る」ことが大切ということです。ですから、有機栽培は手段であって、目的ではないのです。有機質のたい肥を施すことで、微生物がたくさん繁殖し、その微生物の排せつ物や死骸、分解した有機物に豊富なミネラルが含まれ、結果的にミネラル豊かな土が生まれるというわけです。
マイセンは以上のような基本的な考えにもとづいて、土にもこだわっているわけです。
マイセンの使命は、お客様のもとに安全で安心できる商品をお届けすることはもちろん、命を育んでくれるこの大地を、汚すことなく私たちの子孫へ渡すことです。(マイセンの安心・安全へのこだわりはコチラ)
そのため、マイセンの田んぼでは、昔から化学肥料や農薬をほとんど使用していません。これらを過剰に与えると、植物内に残留して人体に害を及ぼすからです。その証拠に、マイセンの田んぼには、タニシやドジョウがいっぱい。
田植えや稲刈りの時期になると、カラス、サギ、雀、セキレイ、ツグミ・・・・様々な生物がトラクターの後をついて回る、まさに動物たちのパラダイスです。
この自然豊かな土地で、自然に近い形で、稲が丈夫にたくましく育つために様々な工夫を施しています。
(1)微生物自然農法
前述のように、マイセンでは農薬をほとんど使用していません。では、どうやって虫や病気を防いだり、どんな肥料を使っているのでしょうか?
答えは、「微生物自然農法」。微生物というと、ビフィズス菌のように人間の体内で有用な活動をしてくれるものが有名ですが、これらの中には、稲の生長を助け、病原菌や有害物質を食べてくれるものもあります。
マイセンで利用しているのは、「光合成細菌」という微生物です。太古の地球には、炭化水素、硫化物、塩化物などの有害物質が多量に存在し、とても生物が住めるような環境ではありませんでした。その有害物質を浄化し、酸素をもたらしてくれたのが、この光合成細菌です。
光合成細菌には、次のような特性があります。
- 稲に有害なものをエサとし、栄養分に変える
- 作物の生長に必要な物質を補強してくれる
- 土地がやせることを防ぎ、病原菌が繁殖しづらい環境を作る
- 日照不足による生育不良を回避できる
このように、とても優れた性質を持つ光合成細菌は、農薬を使わなくても有害なものを除去し、化学肥料を与えなくても稲に栄養を与えてくれます。有害物質を残留させて、人間に害を与えたり地球を汚すこともないのです。
マイセンでは、専門家の力も借りて研究を続けた結果、高濃度の光合成細菌の培養に成功しました。地球をきれいにしてくれた地球最古の菌は、マイセンのお米を安全でおいしいものにしてくれるのにも一役かってくれています。
(2)植物性主体の有機質たい肥
土作りに欠かせないものに、たい肥があります。たい肥は微生物のえさとなり、最終的には稲の肥料となります。しかし、一般的には牛、豚、鶏など家畜の糞をただ乾燥したものを有機質肥料と称して田んぼに施すケースがほとんどです。これでは、発酵が田んぼの中で始まり、発酵過程で出るガスによってかえって稲にダメージを与えてしまいます。また、家畜は抗生物質やホルモン系成長剤などの薬が投与されていて、それらが糞の中に混入している危険性があります。これでは、何のための有機栽培なのか本末転倒のような気がします。
マイセンでは、こうした危険性のない、米ぬかや野菜くずを主体とした植物性有機物を完熟させたものをたい肥として使用しています。安全で、しかも稲に優しい、たい肥といえます。
(3)苗をのびのび育てる
田植えの前、育苗の段階で、一般的には30cm×60cmの育苗箱に180gの種籾(もみ)を蒔きますが、マイセンではその半分しか蒔きません。そうすると、通常より太い茎が育ち、穂や籾が多く実ります。
そして、いざ田植えの段階でも、マイセンでは通常よりも苗同士の間隔を多くとって植えます。坪当たり75〜80株植えるのが一般的なところ、マイセンでは50〜55株しか植えません。また、1株あたりの苗数も通常8本のところを平均3本だけです。そのため、田植え直後に田んぼを見ると、本当に田植えが終わったのかどうかわからないくらいまばらです。そんな広々とした田んぼで、のびのびと育った苗は、やがて緑のじゅうたんを敷き詰めたように活き活きと生長し、実りは大きくなるのです。
田植えと同時に、(1)(2)で述べたマイセン特製の液体肥料を施します。但し、苗は簡単にはこの肥料にはありつけません。なぜなら、肥料は10〜15cmほどの地中深くに注入するためです。
苗は栄養を求めて自らの力で必死に根を伸ばして、やっと肥料を見つけることができるのです。
こうして、太く深い根が育ち、地表の稲をしっかり支える基礎ができます。































