田んぼと彼岸花

刈り取りの終わった田んぼは、お祭り騒ぎの後のさびしさに似て、どことなく哀愁を漂わせています。
そこへ真っ赤な華やぎを与えてくれるのが「彼岸花(曼珠紗華)」です。
田んぼの土手のあちこちに咲くこの花は、まさしくお彼岸にふさわしい花です。

彼岸花の効用について一部ご紹介します。

  1. もぐら・ネズミ除け
  2. 茎の部分にアルカロイド系の毒性有機物(リコリン)があります。
    その毒性を利用して、野ネズミの害(水漏れ原因の穴をあける)を防ぐ目的であぜ道に植えられたこともあり、水田のあぜ道の至る所で彼岸花が見られます。
  3. 飢饉のときの非常食
  4. 球根は水にさらして毒を洗い流すとよいデンプンがとれるので非常食として重宝されたようです。
  5. 薬草
  6. 球根をすりおろして張ると、腫れものや炎症に効き、化膿どめとなって、むくみやいたみがとれるそうです。
    また、乾かした粉、煎じた汁は漢方薬として、咳止め、食中毒などに効くとされています。
彼岸花2