社長ブログ(いなか百景)

麦秋

2010年5月22日 | | コメント(0)

5月も下旬に入り、昨年秋に播いた麦が黄金色に色づき始めました。麦秋(ばくしゅう)です。ですから田んぼには植えたばかりの稲の苗が緑緑しているかと思えば、その隣は麦が黄色くなっているという、一見アンバランスな色模様になっています。

P1000617

それでも、やはり実りの時はいいものです。写真は大麦です。6月の梅雨入り前に収穫が出来るようにと、大麦を栽培しています。本当は、日本古来の小麦の種を絶やさぬようにとの亡き師匠からの遺言を守りぬきたいと思っているのですが、どうしても小麦の収穫時期が梅雨と重なり、思うように収量が上がらず悩んでいます。

P1000618

今、日本で栽培されている小麦は、日本古来の種ではありません。動物などで絶滅危惧種が騒がれていますが、実は植物の世界にも同様なことが言えるのです。品種改良が進み、栄養価はないけれども見栄えが良くて、日持ちするような野菜が多くなり、昔から伝わる日本特有の野菜などが消えていっているのです。
小麦などは、敗戦時にむしろ故意に持ち去られ、アメリカの食糧戦略のために消えていったという経緯もあります。私の有機栽培の師匠がそのことをとても気にしていました。なんとか、その遺志を継ぎたいと思っています。

コメントする