今、田んぼでは「夏アカネ」が一杯飛び交っています。一見すると、いわゆる赤とんぼのようですが、赤アカネほど体の色は赤くなくて、黄色みがかっています。
田んぼは、夏アカネの誕生時期を迎え、田んぼに入ると沢山のトンボが一斉に飛び立ちます。びっくりするくらいの多さです。でも、夏アカネは、田んぼで生まれた後、すぐに山や林に行ってしまします。ですから、この夏アカネの群を見れるのも、ほんのしばらくの間だけです。
日本人は、どうして、何もいない空よりも赤トンボが群れ飛んでいる風景の方が気持ちいいのでしょうか。どうして、静かな夜よりも、カエルの鳴き声が天空に充ちる夏の夜の方が安心するのでしょうか。どうしてアスファルトの道よりも、野の花が咲き乱れる畦道の方が心が広がるのでしょうか。
ずっと昔から流れてきた時間の中で、くりかえし、くりかえして来たものが、私たちに何かが伝わって来るものがあります。それは、赤トンボを育て、カエルを守り、野の花をめでてきたものです。
自然を感じる力、自然とともに暮らす生活様式が、古代より遺伝子に組み込まれているからかもしれませんね。

















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