社長ブログ(いなか百景)

2008年9月

稲がなくなった広々とした田園に
たくさんの白い花が咲いています。
そばの花です。
国の減反対策のひとつとして
休耕田にそばが作られていますが
今、その花が満開を迎えています。
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見渡す限りの田んぼが
真っ白になっている光景は圧巻です。
でも、一つ一つの花はこんなに可憐です。
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おいしい新そばの収穫ももうすぐです。

稲を刈り取られた田んぼは
ひっそりと静まり返りどことなく寂しそうです。
その田んぼを慰めるように
色を添えてくれるお花があります。
彼岸花です。
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田んぼに積まれたわらのお家と
真っ赤な花の色のコントラストが抜群です。
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また、山際にいまだに残るかやぶき屋根の家と
土手に咲く彼岸花もいい感じです。
明日は、お彼岸の中日ですね。
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秋の稲刈り作業も佳境を迎え、広い田園風景の中でいまだに田んぼに稲が残っているのは私どもマイセンの田んぼだけになってきました。
近年は、機械化が進み刈り取り作業はコンバインという収穫機械で行い、稲の刈り取りから脱穀まで全て1台の機械で行います。その後、マイセンでは自然の風で収穫したお米(モミ)を乾燥します。
でも、機械も入らないような不便な田んぼでは、昔懐かしい「はさがけ」の光景が見受けられます。
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多分お姑さんとお嫁さんでしょう。山間の田んぼの風景です。
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これは、今は亡き父が作り上げた「はさ」の思い出の写真。
子供のころは、この「はさ」に登り真っ赤な夕焼け空をあくこともなく眺めていたものです。
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マイセンの田んぼにはさまざまな生き物たちがやってきます。
特に、減反の田んぼは何も農作物を育てていませんので
ある意味、自然のままで、ひとつのパラダイスが出来上がっています。

ちなみに「減反(げんたん)」とは国の農業政策のひとつで
お米の生産高を調整するために、田んぼを半強制的にお米を作らせないことです。
食料自給率が叫ばれている中で、一見矛盾しているように思えますが
この辺の議論はあえて申し上げません。
ただ、生産者としては「むなしく、悲しい」の一言に尽きます。

さて、今回ご紹介するのは減反の田んぼで見つけた
「キジの親子」です。下の写真で、赤く見えるところがオスのキジの頭です。
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キジはとても警戒心が強いので、うまく写真に収めることが難しかったのですが
親子仲良く5羽で田んぼで遊んでいました。
のどかな田んぼの一こまです。

お米にとって一番困るのは
「カメムシ」という虫の被害です。
近年、このカメムシの被害が多くなっています。
稲の穂が出て間もない柔らかいお米のエキスを
カメムシはストローのような口で吸いとるのです。
そのお米は、白いお米に黒い斑点ができ
品質が劣ってしまいます。
そのため稲穂が出た後に
殺虫剤を散布することを農協は指導しています。
もちろん、マイセンでは殺虫剤を使用しません。
その対策にはヨーロッパの有機農法の元祖
シュタイナー農法に従い
虫が来ないような方法をとっています。
最近は、安全なお米作りについてようやく集落の理解が高まり
農薬を使わないでおこうとする動きも見られるようになり
私たちも肩身の狭い思いをしなくて済むようになってきました。
そのひとつの動きが
においの強いハーブ(ペパーミントなど)を田んぼの周りに植えて
虫が嫌がってこないようにしようとする方法です。
これは、村をあげて行わないとなかなか効果がないので
皆が協力して行っています。
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写真のように用水路のふちにペパーミントを植えています。
下の写真はペパーミントの拡大写真です。
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ちなみにこの農道は「香りの道」と名づけられています。